プロテクションフィルム(PPF)について、
ご相談の中で特に多いご質問をまとめました。
施工を検討されている方が、フィルム選びで後悔しないための参考になればと思います。
ネットで売っている安いプロテクションフィルムはどうなの?
「安価なフィルムは実際どうなんですか?」
というご質問は、かなり多くいただきます。
当店では、
プロ用として流通しているフィルムだけでなく、
Amazonなどのネット通販で購入できる比較的安価なフィルムも、これまで実際に試してきました。
その中で感じたのは、安価なフィルムには以下のような傾向があるという点です。
・黄ばみや白ボケが比較的早い段階で出やすい
・表面の透明感が落ちやすい
・剥がす際に糊残りが多いケースがある
特に注意したいのが、
ボンネットやフェンダーなど外装の大きな面積、
また、強い溶剤が使えないヘッドライトなどへの施工です。
こうした箇所でフィルムを剥がした際の糊残りが発生すると、
除去作業に時間がかかるだけでなく、塗装や素材に負担をかけてしまう可能性があります。
▼:施工から2か月で急激に黄変したフィルム
安価なフィルムが向いているケースもある?
一方で、すべての場面で「安価なフィルムは避けるべき」というわけではありません。
例えば、
・外装の見た目に大きく影響しない部分
・紫外線の影響を受けにくい箇所
・短期間で貼り替える前提の施工
こうした条件であれば、
材料費を抑えるという意味で選択肢になる場合もあります。
具体的には、
ドアインナーステップ(乗り降りで靴が当たる部分) などが代表的です。
ただし、長期間貼りっぱなしにする前提や、
ボディの美観を重視する箇所では、慎重に検討した方が良いと感じています。
フィルム選びで気をつけたいポイント
価格を抑えたいというご相談を受け、
大手メーカーの中でも比較的安価なモデルや、ネット通販で購入できるフィルムを数多く試してきました。
その中で改めて感じたのが、
「フィルムは貼っている間だけでなく、剥がす時まで含めて品質」
という点です。
例えば、
黒いボディに価格を優先して選んだフィルムを剥がした際、
糊が広範囲に残ってしまった場合。
強い溶剤が使えない
強く擦れば塗装に影響が出る可能性がある
こうした状況になると、
保護のために貼ったはずのフィルムが、かえってリスクになることもあります。
そのため当店では、
「どこに貼るのか」「どのくらいの期間使うのか」を重視してフィルムを選定しています。
▼:施工後1か月で艶がなくなり、剥がした際に大量に接着剤が残ってしまうフィルムもあります。
▼:塗装状態にもよりますが、再剥離性が低く塗装を痛めてしまうフィルムも。
海外製のプロテクションフィルムは品質が低い?
こちらもよくいただく質問です。
プロテクションフィルムの市場規模で見ると、
XPEL、Eastman(SunTek)、3Mなど、アメリカのメーカーが大きなシェアを占めています。
実績や信頼性という点では、世界的に評価されているメーカーが多いのも事実です。
一方で、
初期不良のフィルムが一定数含まれることがあったり、
工場での品質チェックが日本より緩いと感じるケースがあるのも否定できません。
また、よく聞かれる「Made in China」についても、品質は本当にさまざまです。
・自動車メーカーの純正フィルムとして採用される高品質なもの
・ネット通販で流通している、価格重視のフィルム
同じ製造国でも、大きな差があります。
現在のPPF市場では、中国製フィルムは非常に勢いがあり、今後も注目される存在です。
日本製のプロテクションフィルムにも、これからさらに期待したいところですね。
当店の考え方について
当店では、
「とにかく安く」や「とにかく高級」という考え方ではなく、
・施工する部位
・使用期間
・将来的に剥がす可能性
これらを踏まえたうえで、フィルムをご提案しています。
プロテクションフィルムは、
貼って終わりではなく、剥がす時まで含めて初めて評価できるもの。
気になる点があれば、施工前にお気軽にご相談ください。