
【施工車両】トヨタ・クラウンスポーツ
【使用フィルム】3M 2080-CFS12(カーボンファイバーブラック)
以前ルーフに施工させていただいたグロスブラックのフィルムに、雨染みが目立ち始めたとのことで、今回は根強い人気を誇るカーボン柄へ貼り替えさせていただきました。
3M 2080シリーズのカーボンフィルムは、立体感のあるリアルな織り目と上品な艶感が特徴。光の当たり方で見え方が変わり、スポーティで高級感のある印象に仕上がります。

カーラッピングとは?
カーラッピングは、専用のフィルムを車の外装に貼り付け、色や質感を自由に変えられる施工方法です。
塗装とは違い「剥がせる」「元に戻せる」という特性を持っており、近年ではカスタムだけでなく、塗装保護の観点からも注目されています。
フルラッピング(全体施工)はもちろん、今回のような部分ラッピングで雰囲気を変えるケースも多く、デザイン性と実用性を両立できるのが魅力です。

カーラッピングのメリット
1. 塗装を傷めずにカラー変更が可能
再塗装とは異なり、ボディに直接塗料を吹き付けないため、純正塗装を守ったままイメージチェンジが可能です。
将来的に車を売却する際にも、フィルムを剥がせば元の状態に戻せます。
2. 紫外線・汚れの軽減
施工面をフィルムが覆うことで、紫外線による色褪せや軽微な汚れの付着を軽減します。
ただし、フィルムは薄く柔軟な素材のため、飛び石や強い衝撃を防ぐ性能はありません。
主に「カラーチェンジ」としての役割が中心です。
3. デザイン・質感の自由度が高い
カーボン柄やマットメタリックなど、塗装では再現が難しい質感を楽しめます。
「部分的にアクセントを付けたい」「他車と差を付けたい」という方にも最適です。
4. 部分補修・貼り替えがしやすい
部分ごとに貼り替えが可能なため、傷や経年劣化が出た箇所のみ再施工することもできます。
カーラッピングのデメリット・注意点
1. 永久的なものではない
屋外環境での耐久年数はおおよそ1〜3年程度。
紫外線や気候の影響を受けやすく、屋内保管されているお車ほどフィルムの状態を長く維持できます。
2. 洗車やケアに注意が必要
強い溶剤を含む洗剤やワックスは、フィルム表面を傷める原因になります。
中性洗剤を使用した手洗い、または低圧の水流で優しく洗う方法が推奨されます。
3. 雪国特有の環境による美観の劣化
新潟のように融雪剤や消雪パイプが使われる地域では、アルカリ性の成分によってフィルム表面に白化やシミが発生する場合があります。
これらはフィルム自体の構造には影響しませんが、外観上の劣化につながることがあります。
こまめな洗車で表面に残る成分を早めに落とすことが、美観維持のポイントです。

お客様にとっての「ベストな選択」を
カーラッピングは非常に魅力的なカスタム方法ですが、すべてのお客様にとっての最適解ではありません。
施工目的や車の使い方によって、ほかの選択肢が適している場合もあります。
たとえば、
• 元に戻す必要がない場合
• 塗装とラッピングのコストが同程度になる場合
塗装による色替えのほうが耐久性や質感面で優れているケースもあります。
また、外観を変えるだけなら、エアロパーツや社外パーツで印象を変える方法もあります。
当店では、ラッピングを「数ある選択肢のひとつ」としてご案内しています。
それぞれのメリット・デメリットをしっかりご説明し、お客様のご希望・環境・ご予算に合った最適な方法をご提案いたします。
まとめ
カーラッピングは、見た目の変化を楽しみながら塗装を保護できる、自由度の高いカスタム方法です。
特に屋内保管の方や、デザインを重視される方にはおすすめの施工となります。
クラウンスポーツのような流麗なボディラインにカーボンルーフを組み合わせることで、より引き締まったスポーティな印象に仕上がりました。
この度はご依頼いただき、誠にありがとうございました。
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