
今回は、ホンダ・ヴェゼルに高性能遮熱スモークフィルムを施工した事例をご紹介します。
近年のSUVはデザイン性を重視するあまり、ガラスの角度が寝ている車種が多く、夏場の直射日光による車内温度の上昇や、ジリジリとした熱感を感じやすい傾向があります。
今回の施工では、それらの問題を大幅に軽減するためのフィルム選定を行いました。
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使用フィルムと特徴
・フロントガラス:WINCOS IR-85HD
・後部席ガラス:WINCOS Premium HCD-03G
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後部席ガラス ― HCD-03Gの実力

後部席ガラスには、**可視光線透過率5%**という非常に濃いスモークタイプ「WINCOS Premium HCD-03G」を採用しました。
外からはほぼ車内が見えないレベルの濃さで、プライバシー保護に優れています。
HCD-03Gは、WINCOS Premiumシリーズの中でもトップクラスの遮熱性能を誇ります。
一般的なスモークフィルムは見た目重視の製品も多く、遮熱性能はそれほど高くない場合がありますが、このフィルムは赤外線(IR)を大幅にカットし、室内温度上昇の抑制に大きく貢献します。
結果として、エアコンの効きが良くなり、燃費面にもわずかながら好影響を与えることが期待できます。

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フロントガラス ― IR-85HDの採用理由

フロントガラスには、従来のIR-90HDからさらに性能を高めた「WINCOS IR-85HD」を施工しました。
このフィルムは高い透明度を保ちながら、赤外線を効率よくカットするのが特徴です。
フロントガラスに濃色フィルムを貼ることは法律上できませんが、IR-85HDは透明タイプのため保安基準を満たしつつ遮熱性を確保できます。
最近のSUVのようにフロントガラスの傾斜が強い車種では、日差しが運転席や助手席の太もも付近に集中し、強い熱感を感じやすい傾向があります。
IR-85HDを施工することで、その不快感を大幅に軽減し、長時間の運転でも快適さを維持できます。
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施工メニュー決定の経緯
今回のお客様は、フロントドアガラスへの施工もご希望されていました。
しかし、事前測定の結果、フィルム施工後の可視光線透過率が保安基準ギリギリとなることが判明。
安全面と法令遵守を最優先し、今回はフロントガラスと後部席ガラスのみの施工となりました。
こうした事前チェックを行うことで、安心してお車をご利用いただけるようにしています。
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遮熱フィルム施工のメリット
遮熱フィルムの効果は、単なる快適性向上だけではありません。
1. 紫外線カットによる内装劣化防止
ダッシュボードやシートの色あせ、ひび割れの防止に有効です。
2. エアコン効率の向上
車内温度の上昇を抑えることで、エアコンの設定温度を下げすぎずに快適さを確保できます。
3. プライバシーの保護(後部席スモークフィルムの場合)
外部からの視線を遮り、防犯面でも安心です。
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施工を終えて
今回のヴェゼルは、遮熱性・プライバシー性の両立を狙ったフィルム選択となりました。
HCD-03Gの濃さと遮熱性、そしてIR-85HDの透明かつ高い赤外線カット性能の組み合わせにより、見た目と快適性を高いレベルで実現しています。
夏場の暑さや日差しによる不快感を軽減したい方、また車内のプライバシー確保を重視される方には、非常におすすめできる施工内容です。
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Detail-1(ディテールワン)
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